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タイル

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  • 2020年2月18日
  • 読了時間: 2分

先日、メーカーからの誘いでタイル工場見学に行ってきました。

1泊2日でタイル工場、タイルミュージアムを見学するという行程でした。


1日目には湿式タイルを製作している小さなタイル工場でした。

タイルの作る工程や、焼き方によって色、雰囲気が変わる事、そしてタイルを作ることに対する熱意、全てが刺激になりました。


特に焼物らしさが表現できる、還元焼成という焼き方で作ったタイルは独特の色むらと風合いで、クラフト感が表現された素晴らしいタイルでした。


昨今、デジタルプリントの技術が進み、どのタイルも「〇〇風」のもので溢れかえっており、「タイルらしい」、「焼物らしい」というのはどんなものかが分からない時代になっています。

どの建材も同じことが言えますが、特にタイルのような「手作りの本物と呼べる建材」が一気に偽物になってしまうというのは、時代の流れとはいえ、悲しいことです。

若い営業の方にタイルの相談をしても、必ずカタログを開き、カタログに載っているものが全てのように話をしてきます。


設計の立場としては、一つ一つ手作りの設計をしている為、カタログだけで話をされてしまうのは、少し寂しいところがあります。

カタログ掲載品が悪い訳ではありませんが、今回の計画にあったものがカタログ掲載品にない場合は、新たに作るという思いで設計を進める為、そんな思いを持った担当者と出会えた時は、非常に嬉しく思います。


今回の見学ではタイル工場の製作者、メーカーの担当者共に熱意のある方で、そんな方々と時間を共有できたということが一番の収穫だったと思います。


この貴重な機会を次の設計に生かせるように、頑張ろう。。


次回はせっかく学んだタイルのお話、見てきたものをアップしたいと思います。

では次回。

 
 
 

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